感想戦
大盤解説会場から戻った両対局者は、改めて感想戦で盤をはさみました。(感想戦は17時53分まで行われた)以上で五番勝負第1局のブログ更新を終了致します。ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。第2局は5月12日(金)、北海道小樽市「小樽 朝里クラッセホテル」で行われます。次局もご期待ください。それでは失礼致します。(虹)
View Article大盤解説会始まる
現地では15時から大盤解説会が始まっています。開演時から多数の来場者が集まった。木村八段。久津女流二段。抽選会の景品の色紙と扇子。木村八段の「北海道」の揮毫が目をひく。(八雲)
View Article技が続く
図は15時20分頃の局面。後手は△3三桂とタダのところに桂を跳ねました。先手の馬筋を止めて次に△6六香と打つ狙いがあります。▲3三同馬には△3一香の田楽刺しが狙い筋。以下▲4二馬△同金▲3四歩の受けなら△7九角が決まります。Twitter解説の大平六段は△3三桂を「派手に決めにいった手」と評しています。(八雲)
View Article小樽の街(3)
小樽の街には、明治から昭和初期にかけて北海道開発の中心として栄えた頃をしのばせる建物などが多く残されています。日本銀行小樽支店。現在は金融資料館として利用されている。旧安田銀行小樽支店。北海道初の鉄道路線「旧手宮線」の跡地。街中にはレトロな趣の純喫茶があちこちにある。GW明けの平日でも、これだけの賑わいを見せている。(八雲)
View Article後手の猛攻、先手の辛抱
時刻は16時30分を回りました。▲4七銀までの消費時間は▲伊藤3時間3分、△里見2時間52分。局面は有利と見られている後手の猛攻が続いています。ただし、先手もよく耐えていて、まだ決定的な差はついていません。ここから里見女流王位が一気に寄せの態勢を築くのか、伊藤女流二段が辛抱を実らせて追い上げるのか。形勢の針は後手に傾きつつも揺れ動いています。小樽倉庫群では珍しいレンガ造りの旧篠田倉庫。(八雲)
View Article決め手がなければ逆転模様
時刻は17時を回りました。Twitter解説の大平六段は「ここで後手に手がなければ先手が勝ちになる。そして後手の手は見えない」と逆転模様であると解説しています。伊藤女流二段の辛抱が実を結んだのでしょうか。ここまで順調に攻めていた里見女流王位が大ピンチを迎えています。(八雲)
View Article逆転
時刻はまもなく17時50分を回るところ。図の局面で、控室の木村八段は「ここまで来ると先手が勝ちになっていると思います」と、先手勝勢の判断を出しました。ただ、先手玉も危ない形で、勝ち切るためにはミスが許されません。伊藤女流二段が最後の着地を決められるかどうかのようです。(八雲)
View Article優劣不明の大激戦
時刻は18時を回り、手数は99手に達しました。ここにきて後手が再び追い上げを見せて、局面は優劣不明の大激戦に突入しています。ギリギリの最終盤を制するのはどちらでしょうか。旧北海道銀行本店。現在は「小樽バイン」というワインカフェが営業している。(八雲)
View Article先手がしのいだか
里見女流王位の猛攻を伊藤女流二段がしのぎ続けています。少し前までは、難解ながらも寄るのではないかと見られていましたが、ここに来て後手の攻めが急速に細くなってきました。控室では、先手がしのいだのではないかと見られています。(八雲)
View Article終局直後
終局直後、両者にインタビューが行われました。勝って1勝1敗のタイに追いついた伊藤女流二段。【伊藤女流二段の談話】――57手目、二枚換えになった局面ではどのように見ていましたか。「いや、あそこは全然わかってなかったですが、弱冠……いいのかなと思っていたのですが、そんなにそれを意識している感じではなかったです」――その後は受けに回る展開でしたが、いかがでしたか。「途中はっきりよくなった局面が――たぶん、...
View Article大盤解説会場へ
終局後、両対局者は大盤解説会場で対局を振り返りました。【伊藤女流二段】「ストレート負けで終わらないようにできたのが、いちばんビックリしてるのですけど、次も全力を尽くして頑張りたいと思います。本日は長い間ありがとうございました」【里見女流王位】「今日は北海道で、すごく空気が澄んだところで対局することができました。みなさまの温かみも感じることができましたので、この励みを次の対局の糧にして、全力を尽くして...
View Article感想戦の様子
本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、内田晶さんによる観戦記が、6月14日から掲載になります。詳しくはそちらも合わせてご覧ください。本局の中継は以上で終わります。ご観戦誠にありがとうございました。第3局は5月31日(水)、福岡県福岡市「旧伊藤伝右衛門邸」で行われます。(八雲)
View Article混戦に
△5七歩に対して、▲4八玉としたのが図の局面。伊藤女流二段の受けが巧妙で、控室でも「難しい」「後手はどうやって攻めるんだろう」という声も聞こえ出した。■Twitter解説■門倉啓太五段>ここで後手にうまい手がないと先手がよくなりそうです。△3九角は▲4九金。△5八銀は▲5七金で継続手が見えません。わからなくなってきました。(形勢不明)(得意の受けで勝機をつかめるか。本局を制すれば、シリーズの決着は第...
View Articleギリギリの局面
△7六角と里見女流王位が出たのが左図の局面。▲8三歩△同玉に▲3三角成△同金(右図)で、後手玉が詰むかどうか。▲7五桂に△7四玉か△8二玉かも悩ましいがが、検討が進みどうやら即詰みはない。ただし、先手はうまく上を押さえながら、詰めろを掛ければ勝ちがありそうだ。■Twitter解説■門倉啓太五段>▲6七銀が普通かと思いましたが、▲8三歩△同玉▲3三角成もありますね。以下△3三同金▲7五桂△8二玉▲8三...
View Article後手が勝勢に
▲6一飛成と金を取ったのが図の局面。後手玉には詰めろが掛かっているが、門倉五段解説の△3八飛の合駒請求が厳しい。合駒を使わせれば、後手玉の詰めろは消える。後手の里見女流王位が混戦を抜け出して、ゴールに向かっている。■Twitter解説■門倉啓太五段>現状、後手玉は詰めろですが、駒を1枚使うと詰まなくなりそうです。△3八飛で合駒を請求することができます。△3八飛▲5八銀△8六角▲7七桂△5八角成▲同金...
View Article事件か
里見女流王位は△5七角成から△4五桂と先手玉を寄せにいく。後手勝勢といわれていたが、控室は「事件か」とざわめく。先手玉に即詰みはない。これは急転直下、先手が逆転していてもおかしくない。(吟)
View Article伊藤女流二段が逆転勝ちで最終局へ
▲伊藤-△里見香戦は伊藤女流二段が勝ちました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲伊藤女流二段3時間56分、△里見女流王位3時間59分。シリーズ成績は2勝2敗になり、決着は最終第5局へと持ち越されました。最終第5局は6月27日に東京・将棋会館で行われます。(琵琶)
View Article終局直後
(終局直後、両対局者をカメラマンが狙う)―― 本局を振り返っていかがでしたか。伊藤 ちょっと最初のほうは、指しにくいのかなと思っていたのですが、おそらく途中はよくなったと感じていました。そのあとは負けになったと思います。―― 最初の指しにくいというのは?伊藤 ▲4八金引(47手目)としたあたりは、苦しいかなと思います。―― 盛り返したと感じたのは?伊藤...
View Article感想戦
(逆転で制して、第5局に持ち込んだ伊藤女流二段)(感想戦は20時10分に終了した)本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、諏訪景子さんによる観戦記が7月4日(火)から掲載されます。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。第5局は6月27日に東京・将棋会館で行われます。どうぞお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。(吟)
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